「拝啓 市長さま、こんな図書館を作りましょう」

表題のタイトルは下記の本のタイトルである。著書はイタリア人 アントネッラ・アンニョリ
ある人から勧められたが図書館関係者の間ではそれなりに評価の高い本だと聞く。
ここに図書館という空間のポイントについて記されているので紹介する。

  • 人々が一緒にいられるように空間を使い、蔵書スペースは今より少なくする。
  • 図書館の古典的モデルを打破する。つまり、図書館業務と閲覧室を対置させ、大きな受付カウンタをおき、キッズエリア、ティーンエイジャーエリア、一般エリアをはっきり区別するような空間にはしない。
  • オープンスペースを増やす。禁止事項を作ったり、空間を分断しないようにする。利用者が歩きまわったり、インターネットを楽しんだり、電子リーダーやタブレットの使い方を理解したり、作業をしたり、勉強をしたり、静かに考えごとをしたり、日々の暮らしに役立つ資料を見つけたりできるスペースを設ける。
  • 「隙間」(階段など)を最大限利用する。利用者が自由に使ったり芸術作品を展示したりする。
  • 「家」でいるようでいて独りではないと感じられ、また仕事場のようにも感じられる空間にする。
  • オリジナリティに溢れ、創造力を掻き立てられる素材、かたち、色を用いる。
  • 蔵書はテーマ毎に拝架する。たとえば、音楽のセクションには楽器を置いてみよう。利用者にとってはその場で練習したり、学習したり体験したりという機会になるだろう。
  • 持参の電子端末が館内のどこからでもWifiにアクセスできるようにする。タブレット、ノートパソコンの貸出も行う。
  • 内装や設備品は、リラックスできる空間、さまざまに利用できる空間、柔軟な空間にするのに役立つものを使う。
  • 書庫がまだ存在している場合、希少図書以外は利用者閲覧できるようにする。
  • 同一建物内に公共図書館と大学図書館を設置する、あるいは、大学図書館を市民に開放する。
  • 図書館と書店を併設するという発想を試験的に行ってみる。
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