多摩市立図書館本館基本計画(素案)への意見(高橋) パブコメ

                           住所:多摩市鶴牧5-13-16
                           氏名:高橋俊彦
                           電話:042-374-7086
                           2018/7/26
この素案は、検討委員会委員長等の理念で丁寧に作成されたと思われるが、残念ながら多摩市の抱える 諸課題に十分に対応できているとは考えがたく基本計画書としての塾度不足さが以下の様に目立つ。 1.「中央図書館サービス網の中核機能」トップに職員育成拠点機関とあるが、これは新設・移設とは
無関係で、現状でも必要な本来機能であり、行政人事制度と深く関わる運営コスト面での考察に掲 げるべき項目であり、地域館廃止論に利用されることを懸念する。(都道府県レベルの図書館職員 のあり方で論じるべき理想論ともいえ、多摩市の人口規模・人事制度(人件費問題を含む)を考慮 していない政策論と思われる)
2.並べられている諸機能は理想的・網羅的であり、多摩市民ニーズや図書館利用実体調査の定量的分 析も不十分なままでのまとめを急いだ結果と思われ、多摩市の未来にとっての魅力ある図書館像に 絞られた提案になっていない。せめて、専門性や地域性等から A(フルスペックの最高度機能を盛り 込んだもの),B(妥協案),C(最低限必要な機能)等、3案程度に機能分解し、投資効果評価(現状は建 物だけのコスト見積にすぎず、オンラインシステム改善コスト・運営費見積等が皆無)を含めた提 案として欲しかった(少なくとも、7月から利用開始された図書館新システムから出力可能な性別 年齢別等の統計データを駆使して再考する必要性等も今後の課題として指摘すべきであった)。
3.以下の様な新サービス機能・ニーズ・課題等に対する配慮が少ないと思われ追加検討を求める。 ・「知の地域創造というまちづくり」に貢献とあるが、市民の主体的な関わりをどうのように支援で
きるかの機能などの具体的提言が弱く、せめて、公文書資料室・議会図書館の組込による質の高い行 政/市民自治実現機能のあり方や社会経験豊富な人財による新しいまちづくり支援参画に関する考察 が欲しかった。
・地域館の存在意義(市民グループの強い地域館存続希望・利用実績の高さ)・地域館職員省力化策や役 割分担法を含む課題解決策の検討が不十分であるほか、本館と中央館の違いが明確に定義されておら ず混在して使われている。
・図書館運営時間帯の多様性を望む強い要望への具体的対応策、図書館の運用コスト削減策・図書館ア プリケーションシステムの効率化のあり方、ラーニングコモンズ対応等に関する提言も弱い。 (学園都市としての特徴である大学生が集うコワーキング室運営・創設や現行図書館システムの電子 化深度改善・有料 DB 化利用促進策等を含めたコスト評価が必要、PPP 方式検討の必要性など)
・市民とともに育てる図書館運営像(寄贈本増大策、運営費の市民寄付受入れ・運営の市民参加・ 有料オンラインサービスの安価提供化など友の会機能の充実策)への提言を追加して欲しかった。
・新図書館で市民にとって何が良くなり多摩センター活性化にどの様に資するかの検討がされて無い (少子高齢化・人口減少時代要請をどの様に予測し、どう対応すべきかの考察がない。どの様な市民 来場者層が増えるかの分析、高度な ICT 活用効果や多面的投資効果評価を、幅広い市民意見聴取から 総合的に時間を掛けてまとめるなど、利用者視線からの必要性を述べるべき) ⇒図書館単独館でなく、新時代ニーズを敏感に取入れるための市民協働の場・地域住民の交流連携(社 会教育の新しい公民館機能(生涯学習・健康増進・まちづくり機能等)充実化策など)・自己実現のた めの支援(協働・共創)の場のあり方に関する(投資効果の良い)積極的提案等にして欲しかった。
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4.現候補地が図書館適地かどうかの多くの問題指摘がある検討経緯も踏まえた妥当性評価が欠けて いる。
・素案、冒頭頁の「施設整備特別委員会の経過」、「敷地についての検討経緯」、「基本計画のスタート にあたって」等に述べられている行政記述部分は、市民ニーズ・反対意見を全く記述されていない (特別委員会審議紛糾のまま議会強行可決の実体記述無し)欺瞞記述と言えるのに、正しい情報を 与えないままの検討委員会審議(市民委員選考法にも偏りがあり、真実の実体が語られなかたと思 われる)であったことを非常に残念に思う。
・折角育った緑(景観)大規模破壊、公園トイレ撤去と言った、公園用途変更に関する都市公園審議 会への答申を行わない都市計画手法に於ける行政不作為を隠蔽(適地でも無いプール跡地案が議会 否決されたにも拘わらず図書館基本構想委員会への再答申もないまま、市民の多数反対意見を無視 し議会強行採決)、パルテノンと連携し難い単独館(利用者利便性や連携効果が疑われ、自動車利用 者動線の不便さ等)、運営コストも高くなる考察(建設コストの節約努力が窺えない)も欠け、上記 課題もないパルテノン西隣接地案(政策提案済み)等の妥当性検討もされなかった。
・ ・検討委員会・図書館協議会の市民委員が偏り、先進的意見を持った委員候補者を排除している実体
にもメスを入れ、市民参加の幅を広げる図書館設置条例の設定などへの提言が欲しかった。
5. (補足) 図書館移設に関する前提諸条件の妥当性検討が全くなされないまま、委員会がスタートした問題
・今何故、図書館を移新設しなければ成らないかの市民合意もニーズ事前調査も不十分なまま、基金 準備0の準備不足の計画が、突然検討が始まったのは、学校法人からの土地交換要請に無批判に合 意した阿部市長の覚書文書からであり、適地でも無い利便性が悪く高価過ぎる土地への移転計画の 妥当性・必然性がない(小中一貫校誘致の市民ニーズもメリットもない、疑惑の強い強行案)と市 民・議会の猛反対で 1 年以上市政混乱してきた事を振り返る必要性がある(行政の主体性のない企 画姿勢や立地検討経緯・批判精神の欠如した Yesman 体質、コスト削減といいながら寧ろ増大した 投資額、コンペのなれ合い事業者指定体質等への反省が全く無い)。 しかも、パルテノン改築に合わせる必然性も無い計画を強行している行政姿勢が問題(議会否決結 果で、図書館移転も数年遅れてしまったのに、検討・工事をパルテノン改築に同期させことでコス ト削減するとの説明は全く論拠無く欺瞞である)であり、市長不信任相当でなかろうか。
・主体性が欠け無批判なコンサル丸投げの検討再生に対する企画部門(教育委員会を含む・市長部局 との責任共有化不足)の体制強化を含む行政改革提言が欲しかった。

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