図書館 ニューヨークからの報告と提言

 
 
はじめに
先日ニューヨークに行く機会があり、かの有名なニューヨーク公共図書館(The NewYork Public Library)を隈なく見学してきた。
折しも多摩市立図書館本館再整備基本計画検討委員会の市民委員への募集があり、ここで見学した結果を本委員会にフィードバックしたいとの想いで私の意見を論文にして応募したのだが渡米中に不採用との連絡を受け失意の内に帰国。しかしここで得た情報はぜひ一般市民の方々にもお伝えしなければと思い気を取り直してここに報告する。
もちろん、日本の一自治体の図書館を考える上で、かの大都市ニューヨークの図書館が参考になるのかとの批判があるのは重々承知の上で、それでも図書館の持つ本来の機能が、インターネットをはじめとするITテクノロジーの影響を受けるのはどんな図書館であっても共通の課題のはずであり、The NewYork Public Libraryはこれをどのように受け入れ、図書館の新たな機能としてどう取り入れているのかが私の興味の的であった。

 
 
ニューヨーク公共図書館(The NewYork Public Library)
ニューヨーク公共図書館はマンハッタン、ブロンクス、スタティン島の3地区をカバーしてそこに4つのリサーチ館(research libraries)と88の分館(neighborhood branches)とからなる。
このネットワークを総称してニューヨーク公共図書館であり、研究・調査のためのリサーチ館とコミュニティ・地域住民サポートを担う分館との位置づけのようではあるが下記のWebサービスにみるように全てのサービスがリサーチ館であれ分館であれ、また図書館にいなくてどこにいても情報を提供できるような体制が敷かれていてネットワークで運営されていると言っても過言ではない。
ここで重要なことは公共図書館であって公立図書館ではない。19世紀半ばに設立されアンドリュー・カーネギーなどの寄付によるもので今もNPOによって運営されている。 2016年度のアニュアルレポートよると歳入がリサーチ館、分館合わせて3億ドル(330億円) NPO運営とは言っても分館の方はニューヨーク市のお金が大分入っているようではある。ただリサーチ館の方は大部分が運用収益と寄付で賄われている。アメリカらしい寄付文化によって設立されここから多くの企業家(ゼロックスのチェスター・カールソン等)や文化人(サマセット・モーム等)を輩出したという実績と伝統に加えて図書館としての先進的な取り組みでその名を馳せている。

 
 
Stephen A.Schwarzman (Mid Manhattan Library)
リサーチ館の一つで社会科学、美術において世界の有名な蔵書を保管しているとのことである。5番街42丁目といえばマンハッタンのど真ん中であってプライアントパークに隣接し西に100m行けばグランドセントラル駅、東に100m行けばタイムズスクエア、南に100m行けばエンパイアステートビル そして北に数分歩けばセントラルパークである。1911年に建てられたボザール式建築の歴史的建造物、3階建ての重厚な建物で石段を登った一階のエントランスでは天井に高く伸びたアーチと贅沢な装飾や壁画に目を奪われる。2階のギャラリーには額に入った立派な絵画やコレクションが展示されている。これが図書館なのか?というのがまず第一印象。早い話が多くの人が訪れるニューヨーク公共図書館のシンボルとしての観光名所の一つであって観光客のためのツアーガイドがあり全体を知るにはいいかもしれないが参考にはならない。
唯一図書館らしいところを特筆すれば、3階のメインリーディングルームであり大きな机と立派な椅子が用意されており確かにこんなことろで読書できれば落ち着いて集中できると思わせる。このメインリーディングルームの入り口にはレファレンスルームがあり大きなカウンタに司書の方が数人居てレファレンスサービスを行なっている。看板には「何でも相談、さらに詳しくは専門家を紹介します」と書いてある。おそらくレファレンスサービスを行うに当たってバックグラウンドには専門家の大きな支援体制があり司書の仕事はその取次も大きな役割なのだと思われる。不思議に思うのはリーディングルームにしろレファレンスルームにしろ書架が林立していてそこに図書館としての書籍が格納されているかというとそうではない。壁面だけに綺麗に装丁された本が並んでいるが、それはジャンル毎、年代毎の出版物の手作りのカタログ(目録)であった。もっともこの重厚な部屋に本屋の書棚のようなものは似合わない。

 
 
SIBL(シブル)
SIBLはScience,Industory and Business Libraryの略でその名の通り科学、産業、ビジネス関係のリサーチ館だ。Stephen A.Schwarzman Buildingからそう遠いくない所に昔はデパートだったという古いビルの一角(1階と地階)にある。
マンハッタンは狭い。今もあちこちでSkyscraper(摩天楼)の工事が行われていますがおそらくエンパイアステートビルをはじめ多くがニューディールの時代に建てられたものだと思う。しかも古い街並みを保存しようとしていて日本のように建てては壊すようなことはしない。ただあちこちでリノベーションの工事が行われているのがニューヨークの街の特徴である。
そんな中でSIBLの建物も古い。ところが1996年開設だというから歴史は浅い。
中に入ると壁には大きなボードがありビジネスで成功した人の格言がところ狭しとして掲げられているのが特徴といえば特徴だろうか?
あちこちに書架があるがその書架に本はまばらである。見ての通りガラガラである。
日本の図書館の方が余程立派である。土曜日の午前中であってのことか人も少ない。

 
図書館関係者によるとニューヨーク公共図書館の最も評価されているところがSIBLだと。開設がちょうどインターネットが普及しはじめた頃で、これらのIT技術が社会に及ぼす影響を見越して開設し、図書館自身もこの新しい技術を使って運用し、またのこれを利用してビジネスを起こす人を支援するために作られたものだと聞いていた。そこにアメリカらしいアメリカのしたたかな戦略があるのだと。
一体そんなところはどこにあるのだと最初足を踏み入れたときにはわからなかった。それはどうも地階の施設らしい。


■ElectronicInformationCenter

■InformationServiceCenter

■JobSearchCenter

■ConferenceRoom

地階にはデータベースがあり、これを利用するための部屋がある。最も大概のものはインターネットを介して検索できるらしい。State of the art(最新)の技術情報からマーケティング情報、特許情報等 ビジネスを始めるためのあらゆる情報が索引できるのだそうだ。

そして市民であれば誰でもがこれらの情報を活用できる。特に斬新なアイデアを持っていて、これからビジネスを始めようとする個人や フリーランスの人に1対1でビジネスアドバイス キャリアサポート ファイナンスカウンセリングを有資格者のプロフェッショナルから無料で提供するのだそうである。すなわちSmall Business こそが革新の芽であるという認識のもと、これを育てる(Incuvation)という明確なミッションがある。またコンピュータとテクノロジーのトレーニングのプログラムもあり教育の場でもある。さらに日本でいえばハローワークなような仕事の紹介もしている。否、仕事の紹介というよりはニーズとシーズのマッチング(JOB SEARCH)というべきものかもしれません。

以上見て来たように、ここは明らからに新しいテクノロジーを市民に習得させ起業を促すために作られたような施設と言って過言ではない。
https://www.nypl.org/locations/sibl
尚 リサーチ館は他に 芸術(art)を扱うThe NewYork Public Library for Performing Arts と黒人文化を扱うSCHOMBURG CENTER FOR RESEARCH IN BLACK CULTUREがある。
 
 
 

 
 
分館
マンハッタンは狭い(60K㎡)。山の手線の内側(63K㎡)と同じぐらい。ここに人口160万の人が住んでおり40もの分館がある。私が逗留したアパートメントの近くの分館(Morningside Heights)も見て来た。近くにはもう一つの分館(HarryBelafonte-115thSt)もあって分館間の距離は歩いて20分程。これはまさに面積21K㎡、人口14万の多摩市に7つの図書館があるが1館で多摩市の半分のエリアで倍の人口(多摩市:2万人/3K㎡  マンハッタン:4万人/1.5K㎡)をカバーしているという計算になるが、まあよく似たものだ。
また分館はコミュニティの機能を担うのが大きな役割で、この点においても多摩市の公民館、コミセンと併設している図書館の機能と同じようなものだ。建物は古いビルの一角にあって唐木田菖蒲館とと蔵書数は多少は多いかもしれないが建物は菖蒲館の方がずっと洒落ている。
また特筆すべきは書斎の提供であると同時に実にアットホームな感じでまさにまさにリビングルームという感じである。
分館は地域の情報の集積地でありまず引っ越して来たらここにくるべきだとか、子供のため教育の場であるとか、医療情報が充実しているとか、ものの本には書いてはあるが実態はわからない。この近くのアパートメントに住む息子の実体験で今後報告してもらうことにする。
また地域住民への教育サービスは重要な機能だと思われる。特に人種のるつぼであるニューヨークにおいて英語のプログラムが身近な場所で提供されているのはその必要性があってことだと思う。
また近年ではITリテラシーが欠かせない時代になっていることからデバイスの扱い方から職業教育としてプログラミングまで幅広いコンピュータ教育行われている。また子供や赤ちゃんを抱える若い世代へのサポート講座も重要な位置づけであろう。
教育講座だけでなく一般向けのイベントが一年間に全体で93000プログラムも実施されている。そのようなイベント整理して誰もが目的のプログラムにアクセスできるように便宜が図られている。特に各分館において 訓練されたファシリテイターによる読書会(Book Discussion)の活動が活発に行われているようである
いずれにしても各分館が自律的に教育プログラムやイベントを企画しながら各分館間でシェアしながら運営している様子が伺える。
https://www.nypl.org/locations/morningside-heights

 
 
Webサービス
建物を一通り見て帰って来たが、Stephen A.Schwarzmanは別格としても建物としての図書館は日本の多くの図書館と違いはないように思う。ただもらって来たパンフレット、チラシ、ブローショアを整理して振り返ってみるとニューヨーク公共図書館の本当にすごいところは、所蔵しているあらゆる情報をインターネットで公開し、しかもインターネットであらゆる市民にこの情報の便宜を図っているところにあると思う。
一方で情報は人に直接聞かなければわからないことが多いことから、その場を提供してくれているのが建物の施設であって、これらの建物はこのWebサービスを補完サポートするためのものなんだという想いに至った。
具体的に各サービスを見ていこう。
尚、一部 専門的なデータベースは図書館でしか見えないコンテンツもあるようだが大部分のコンテンツは図書カードを保持していればアクセスできる。図書カードはニューヨーク市民 学生 ニューヨークに税金を納めている人なら誰でももてるのだそうである。
したがって図書カードを持ってさえいればそのコンテンツを日本からででもアクセスできるということになる。
リサーチ系
1. Articles & Database
あらゆる分野の記事と文献のデータベース 現在819のデータベースにアクセスできる
2. Archives & Manuscripts
各種アーカイブコレクション
3. Prints & Photographs Online Catalog
絵画 写真のカタログ
4. Digital Collections
絵画 写真 原稿 古地図 等々のデジタル化を施したコンテンツを70万アイテム以上所蔵

 
Book/Music/Movies
1.SimplyE
30万冊がFree E-bookで読める。またオーディオブックもある。
出版元との契約 ベストセラー等も読めるのどうか興味深いところではあるが 特筆すべきはオープンソースで作っている点である。
2.Streaming Movies kanopy
映画 ドキュメンター ドラマ オスカー作品もある優れた映画 プロの作った動画コンテンツを3万点以上所蔵
3. Magazines On the Go
100社以上の出版社と契約し雑誌がオンラインで見える。

 
 
ミッション
「ニューヨーク公共図書館のミッションは生涯学習の機会を提供し知識を向上させ、社会への参加とシティズンシップを促すことで私たちのコミュニティを強化することにある。」と謳われている。
https://www.nypl.org/help/about-nypl/mission

ここには図書館は単なる無料貸本屋ではないという矜持が感じ取られ、いろんなサービスはこれに基づくものであることに得心する。
一方でStephen A.Schwarzmanで見たプロモーションビデオではLiving room of New York だととして締めくくられており一般市民の誰でもに解放されている敷居の低さが感じられる。

 
 
図書館が重要な理由
ニューヨーク公共図書館と多摩市の図書館を比べるにはその規模も違えば条件も異なる。Stephen A.Schwarzmanのような建物は到底無理だしSIBLのような図書館を運営しようにも、またコンテンツの充実を図ろうにも一自治体が整備するにはとてもかなわないであろう。しかし多摩市とて大東京の一角。知のレベルにおいて、またコミュニティの強化においてニューヨークに負けるわけにはいかない。街を活性化し人材を輩出して国際競争に勝たねばならない。
またもう一つの理由は安倍内閣も言う人生100年時代だ。従来の「教育、仕事、引退」の3ステージの人生ではとても100年を生きていけない時代になりつつあるのは事実だ。エイジ(年齢)に依存しないステージを構築しなければならないマルチステージの時代がくると「ライフシフト」は言う。このためにはいくつになってもナレッジ「知」が要求され「学び直し」が必要とされる。その場は図書館しかないではないか? その図書館が単に書籍が並んでいるだけのものでは不十分だ。そこに動機が醸し出されて「知」を身につけるための環境がなければならない。
第3に今日、我々は市場や金銭の尺度では測れないものを求めているのではないか?GDPでは測定できないもの、文化的な生活、教育、医療、介護それに人々の間の信頼できる関係、友人と過ごす時間、それを可能とする社交の場としての図書館は市民が共有する資産として極めて重要になるであろう。

 
 
多摩市本館図書館整備の資料を見て
今ここに「図書館本館の整備予定地についての市民説明会」 資料がある。そこに中央図書館の必要性や多摩市のめざす図書館についての記述がある。
以上見て来たニューヨークの図書館とその考え方、認識の違いを整理すると
1。中央管理型かネットワーク型か
  多摩市は効率化のためには中央管理が必要だとしている。また中央館には蔵書を増やして全体像を見えるようにするとしている。
  ニューヨークは88館の分館間でお互いシェアしIT技術によって便宜を図っている。
2。建物中心型かサービス中心か
  多摩市は本館を整備するのに新たな建物が必要だとしている。
  ニューヨークはSIBLを作る時でさえ既存の建物のリノベーションで対応している。しかしその中身のサービスは秀逸で世界最高の評価を得ている。
3。図書館機能の定義の範囲
  多摩市:図書館機能は本の貸し出しと定義。 ただしこれを知の地域創造に拡大するとしているが具現化した計画がない。したがってこれに掛かる費用をどのように考えているのか不明である。
  ニューヨーク:図書館のミッションを明確に定義してこれに基づいて運営している。

 
 
ネットワーク図書館のアイデア
A.既存システムの利活用の啓蒙
本の検索ができて内容のあらすじやそれがどのような評判であるかはアマゾン、ウィキペディアをはじめすでに多くのサイトがある。
これらのサイトから情報を集めてキュレーションし全国の図書館システムと連動させているカーレルというシステムがある。図書館を絞って、例えば多摩市の図書館にそれがどのように蔵書されていてどのような状態にあるかは検索語に対して本のカバーイメージと共に全体像として一覧で表示される。多摩市図書館システムともリンクしているから注文もできる訳である。
しかし多くの市民はこのようなシステムがあることを知らないのではないか? もしかして全体像が見えないとする人も知らないのかもしれない。図書館はこのようなシステムの利用の仕方を市民にもっと啓蒙すべきである。

B.昼間は図書館を利用できない一般サラリーマン・学生にも利用可能なようにする。
朝電車の中で上記Aで注文を出せば帰りの駅の下記Cのようなスタンドで本が受け取れるとしたらどうだろう。シルバーの方か主婦の方に一日一回、収納庫から駅へのデリバリー(配本)を担ってもらう。デリバリーのための情報システムはシビックテック(CodeforTama)で作ることができるであろう。
尚、情報システムは市民の声を聞いて常に改善して行くことが重要でありアップデートの度に膨大な費用を請求される大手ITベンダよりはシビックテックを活用すべきである。

C.駅前(街角)図書館
ニューヨークには街角のいたることろでLINKNYCと言う写真のようなスタンドがいたるところに建っている。これは

  • CityServiceの広報
  • 道案内
  • イベント案内
  • FreeWifi
  • 全米へのFreeCall
  • スマホの充電
  • EmergencyCall

などのサービスを提供するものである。東京でも一説によるとオリンピックに向けて設置するとのことである。
多摩市の場合、これに自動ロッカーの機能をつける。聖蹟桜ヶ丘、永山、多摩センター、唐木田の4駅に設置してスマホをかざせば上記Aで注文した本が取り出せる。返却もできる。そして図書館でのイベント案内や推薦図書を広報する。いずれにしても今まで図書館に関心のなかった人、利用したくても利用できない一般サラリーマン、学生の方にも図書館への関心を引きつける。

D.ベストセラー本のローカルブームの仕掛け
今ベストセラーとなっている本はまず借りられない。例えば「LIFESHIFT」は多摩市に6冊用意してくれているようだが100番待ちである。ベストセラーは今読まなければ意味がないという人もいるかもしれないが、ブームが去った後でも評価に耐える本は生き残る。多摩市の図書館はブームが去った後にこのような本を全国の図書館から集めて市民に提供し読書会などのイベントを企画して多摩市だけのローカルブームを巻き起こす。

E.多摩市市政情報の効果的発信システム
CodeforTamaではすでに多摩市と協働して多摩市市政データをリリースしている。

  • 多摩市市政データの分析
  • エビデンスに基づく市民意見の提言サポート機能

F.市民の参画を促す。
ネットワーク図書館はいずれにしてもBのように人手もかかるし、各種のイベントを企画して人々を惹きつけ常に斬新なアイデアで運営していかなければならない。しかしこのことは市民に仕事を提供し市民からアイデアを募って市民の参画を促すということでもある。予算はまずこのことに使おうではありませんか!新たに建物を建てることに比べれば微々たるものです。

 
 
提言
私共は多摩市を日本ーのスマートシティにしたい。このためには図書館は非常に重要だ!
多摩市本館図書館整備事業に対してここに強く声をあげたい。
ニューヨーク公共図書館のシブルが第3次産業革命を見越して開設したように、多摩市が本館を整備するにあたってはAI、IOTが牽引するという第4次産業革命を見越して、また人生100年時代を迎えてどのようにあるべきかが議論されなければならないと考えている。
そこで私共は下記の提言をしておきたい。

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コメント

  1. 「市民に学びの場を与えよ!」   文の中のキーワードを列記してそれに賛同致します。
    ・情報はネット空間にありコミュニティの中にもある。
    ・図書館は書斎でありリビングルーム(居間・茶の間)であり学ぶ機会を得る教室だ。
    ・書架はいらない!書籍は分散してもつか収容庫にアーカイブすることで十分だ。
    ・建物に投資するのではなく人とシステムに投資しろ!
    ・図書館はネットワークで運営しろ!
    ・Webサービスを充実せよ! ー地域情報のWeb化  ー各種データベースの市民への解放
    ・Webサイト構築に金をかけるな!オープンソース シビックテックを使え!
    ・意欲ある有能な市民に仕事を与えよ!  (アウトソーシング・クラウドソーシング?!)

  2. 私はそれほど多くの図書館を見てきたわけではないし、偏見と我説に満ちているといわれればそれまでであるが、わが国は地方に行くほど図書館のサービス内容が貧弱である。住民のレベルに遭(合)っているといわれればそれまでであるが、…。
    近年建て直した図書館は、どこも建物は立派だが、地方に行くほど、交通不便な場所にあったり、学業難民、暇つぶし難民の収容所である。
    私の図書館のレベル判定の基準に、入りやすいかどうか、新聞の保管状況、週刊誌の保存期間・貸し出し状況および読書スペース等を見ることにしている。図書館の良否の基準に冊数の多さを上げる向きは多いが、冊数が多ければそれだけ維持経費が掛かることになる。それよりも需要にどれだけ応えられたか、市民研究者にどれだけ満足を与えられたか、行政資料をどれだけ公開出来たか等が問題である。行政資料とは為政者の都合が良い資料だけをいうのではないのは言うまでもない。
    海外や地方に行く人が,単に名所・旧跡を見学し、美味しいものを食べ、高価なおみやげを買って帰るだけではなく、花谷さんのように、各国・各地域のよい点を学んできて、市民に教えてくれる人が後を続くことを期待している次第です。
    花谷さん、本当によい情報を提供していただきありがとうございました。これからも沢山情報を提供して下さい。

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