多摩市人口動態の課題

多摩市市政データの中から多摩市の人口動態を眺めていて感じたことである。
どの地区が最も高齢化がすすんでいるか?あるいは平均年齢の最も若い地区はどこなのか?については 以下の通りである。
高齢化率

平均年齢

すなわち高齢化の最も進んでいる地区は和田1261(百草団地)であり もっとも若い地区は馬引沢である。
藻谷浩介「デフレの正体」によると首都圏郊外である多摩市は日本最大の高齢者激増地区であり現役世代の激減地区である。
その中でも百草団地は先頭を走っているということになる。
馬引沢が若いのは ある人の説によると若い単身者のアパートが多いからだという。
ここから見えてくるのは老人ばかりの街とアパート住まいの単身者の若者が分かれて住んでいてお互い交流もなく皆がひっそりと暮らしているという寂しい光景だ。
日本全体が高齢化と少子化が同時並行に進んでいる状況にあって、このようなベクトル(力)に抗って活気ある街にするかは市政の最大の課題であることには間違いない。首都圏郊外という条件は決して悪い条件ではない。やりようによってはこの課題を解決する方策はあると思う。

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