6月定例議会スタート・6月11日【傍聴席】から

hanataniが神津さんの原稿を代筆
議員改選後の初議会が始まり、珍しく傍聴席が20名前後の市民で埋まりました。
少なくとも新しいスタートに当たっての期待感から足を運ばれた市民の関心の高まりかと前向きに受け止めました。
しかし増田、三階、板橋3議員の一般質問、と行政答弁を聞き終ると全く変わり映えのない10年1日の如き相変わらずの形骸化された議会風景となり、これでは市民の足は遠のき、もとの光景に戻ってしまうのではないかの懸念を抱かざるを得ません。
 市民の率直な感想は、増田議員の防災対策・公共施設の使用料改定、三階議員の学生のまち多摩市について金沢市の視察の事例紹介と多摩市の現状、板橋議員の図書館問題等々、行政への“質し”は良しとしても通告質問と用意された答弁の朗読学芸会に時間を費やし、その上の繰り返しの多い再質問は何とかしてもらいたい。「そう指摘する議員さんは言うだけで貴方は何をしてくれるのでしょうか?」ではないでしょうか。

新議員である伊地智さんの、共通番号制度・多摩市の航空騒音についての質疑テーマの賛否はともかくとして、あれだけの質問に至る事前の調査勉強と言葉を大切にした新鮮さが感じられました。初心を忘れず市民が望む議会改革の展開を期待します。

議会改革が叫ばれ、議会基本条例も制定され久しいですが、議員は行政に対し自治基本条例の基本に立ち返れという前に、議会基本条例に謳われた、市民と議員の距離感をなくすことを実現してもらいえないでしょうか。一部の支援者の声だけではではなく。
行政に対し、地域市民の対話の場とか出前説明会とかを力説しますが、議員は市民の代弁者である筈です。行政がまちへ出向けの前に、議員こそ日頃日常生活の中で市民と対話を行い意見交換から、場合によってはその政策提案を議場で討論できるようなことにならないものでしょうか。
そんな議会が実現したら議場の傍聴席は足りなくなること必至です。

Share on Facebook

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。