月別アーカイブ: 2015年6月

6月定例議会18日(木)【傍聴席】

新登壇の本間議員に注目しました。
質問は高齢者の医療・介護・生活支援サービスを中心の展開でした。
認知症対策についての具体的提案として見守りキーホルダー、認知症カフェ(新宿戸山ハイツ、富山型福祉施設などの事例紹介)、にゃんともTAMAるボランティアポイント等々、実態に目を向けきめたきめ細かい質問は、ならではと頷けるものが多くありました。
 最後に「高齢者から学び多摩市のまち創りに貢献していきたい」は議員としての決意宣言と受け止めましたが高齢者へ思いやり配慮と同時に高齢者への諫言も勇気をもって発信してもらいたいとも思っています。
何故なら高齢者を近くに眺め、そしてまた次の多摩市を担う人たちも良く見渡せるポジション世代の議員と思うからです。
                    ウオッチング多摩の会 神津

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6月定例議会15日(月)【傍聴席】から

二人の新議員の一般質問がありました。
 藤條議員は多摩市の地形を踏まえた、これから有効な近距離移動手段としての自転車につき様々な視点からの提案があり、自分の経験からの手安には即効性が感じられるものでした。若さと実行力を発揮し市民の先頭に立った活動を期待します。
 大熊議員の生活保護制度と豊ヶ丘複合館・学校跡地の活用につての質疑は、これまでの経過を踏まえ、論点を整理しその上で一歩前進した新しいステージへの展開・展望を望みます。
多様化した市民の合意形成は、形骸化しいるこれまでの踏襲ではなく、市民自治・市民協働、市民の自らの意思とその責任を持つ市民参画の場で妥協点を見出さなければならない時代を迎えています。その率先垂範者としての新しい議員像を期待します。

 先輩議員へ一言
大野議員の提唱する地域を繋ぐ地域担当職員配置は、まずはご当地議員さんがその一部でも支えられるような担当を決める方法は如何でしょうか。
荒谷議員、私たちは議員を信頼して希望をもっています。

ウオッチング多摩 代表 神津

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6月定例議会12日(金)【傍聴席】から

今日は4議員の一般質問があり、うち3名は新議員ということで、新しい息吹に期待しながら耳を傾けました。
  岩崎議員のCAP(子供への暴力を防止するための人権教育プログラム)という専門分野へ特化した質疑の展開の中で、教育委員会に対する逆質問を促した点など頼もしさが感じられ議会に新しい風を期待できそうですが。
  渡辺議員の若く力感ある質問は好感しました。質問で指摘した都の計画と多摩市の都市マスとNT再生計画の整合性。都営住宅の建て替えから出てくる土地活用、尾根幹線の整備計画、観光資源の発掘等々、議員として取り組むたい議員宣誓と受け止めました。
しかし中身は先輩議員のコピー感が免れないため、その若さとバイタリティーで自らが活動実践する新しい議員像を。
  飯島議員は現在進められている地域の進捗のチェック、市全体の課題として行財政改革(改革ではなく刷新は同感、改革などおこがましい)、いずれも策定段階からの市民参画がキーであると強調。この担い手は市職員のモチベーション作りと最後に指摘がありましたがこの具現化の実践は如何に。
これまでの先輩市民・議員が作り上げてきた自治基本条例・議会基本条例をうたい文句だけではなく、いよいよ名実ともに実質化する新しい世代議員としての活躍を期待します。
  遠藤ちひろ議員「市職員の診断書偽造事件」についてはその根底にある問題・課題に向かわないと難題解決には至れないと痛感しています。我々の経験してきた企業体という極めて限定された共同体と地域社会の核を担う市職員の、広く大きくしかも多様化した共同体の組織の一員としての心の問題は簡単に解決できないだけに、率いるトップと議員の人間力が求められるのではないでしょうか。

                      ウオッチング多摩の会 神津

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6月定例議会スタート・6月11日【傍聴席】から

hanataniが神津さんの原稿を代筆
議員改選後の初議会が始まり、珍しく傍聴席が20名前後の市民で埋まりました。
少なくとも新しいスタートに当たっての期待感から足を運ばれた市民の関心の高まりかと前向きに受け止めました。
しかし増田、三階、板橋3議員の一般質問、と行政答弁を聞き終ると全く変わり映えのない10年1日の如き相変わらずの形骸化された議会風景となり、これでは市民の足は遠のき、もとの光景に戻ってしまうのではないかの懸念を抱かざるを得ません。
 市民の率直な感想は、増田議員の防災対策・公共施設の使用料改定、三階議員の学生のまち多摩市について金沢市の視察の事例紹介と多摩市の現状、板橋議員の図書館問題等々、行政への“質し”は良しとしても通告質問と用意された答弁の朗読学芸会に時間を費やし、その上の繰り返しの多い再質問は何とかしてもらいたい。「そう指摘する議員さんは言うだけで貴方は何をしてくれるのでしょうか?」ではないでしょうか。

新議員である伊地智さんの、共通番号制度・多摩市の航空騒音についての質疑テーマの賛否はともかくとして、あれだけの質問に至る事前の調査勉強と言葉を大切にした新鮮さが感じられました。初心を忘れず市民が望む議会改革の展開を期待します。

議会改革が叫ばれ、議会基本条例も制定され久しいですが、議員は行政に対し自治基本条例の基本に立ち返れという前に、議会基本条例に謳われた、市民と議員の距離感をなくすことを実現してもらいえないでしょうか。一部の支援者の声だけではではなく。
行政に対し、地域市民の対話の場とか出前説明会とかを力説しますが、議員は市民の代弁者である筈です。行政がまちへ出向けの前に、議員こそ日頃日常生活の中で市民と対話を行い意見交換から、場合によってはその政策提案を議場で討論できるようなことにならないものでしょうか。
そんな議会が実現したら議場の傍聴席は足りなくなること必至です。

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